ユニットの紹介

「心」のはたらきを情報の流れとしてみる

心理学は「心のことわり(理)」の学問とも読めることからもわかるように、人の心がどのようなものなのかを考える学問として、心のはたらきに関する多種多様な疑問に答えていこうとしています。心のはたらきの不思議さは、人をひきつけてやまないものがあり、それを解明していくことの楽しさが心理学の魅力のひとつです。
当ユニットは4人の教員がスタッフを務めていますが、そのいずれも「情報を処理する主体としての人間観」をベースに研究をしています。つまり、私たちの心のはたらきを、外界から入ってくる情報・自分が頭の中で作り出した情報を加工するプロセスであると考えます。そのうえで、様々な情報処理メカニズムが、人間の感情、認知、行動をどのように作り出していくか、そして、それらが社会文化的な環境においてどのように維持されたり、変化したりするのかを考えます。  
 

どのような研究ができるのか?

認知心理学・社会心理学
当ユニットは、認知心理学・社会心理学を専門とする4人の教員がスタッフとして在籍しており、それぞれの専門性を活かして研究に取り組んでいます。
石井は、社会・文化における慣習や信念と個人の認知や感情認識との関わり、および文化の維持・変容のメカニズムに着目した研究を行っています。北神は、目撃証言やピクトグラムなどの応用認知心理学的な研究をしています。平井は、赤ちゃんから非定型発達児までを対象とした発達の研究をしています。高野は、自然言語処理や脳機能イメージングなどの多様なアプローチを取り入れた社会心理学的研究(現在のテーマは畏敬・ナラティブなど)をしています。こちらの画像は、各教員の論文を数本ピックアップ・集約し、自然言語処理を使ってテキスト解析・可視化したものです。
詳しくは、各研究室のホームページをご覧ください。  各研究室は、それぞれの分野において国際的なレベルで活躍しており、その成果は、海外・国内の学会誌や学会で発表されています。学部生・院生は、ゼミや研究会への参加、教員との共同研究を通して、心理学の豊かな成果を実感しながら新たな知の探求に参画しています。また、他領域の研究者と積極的に連携して、様々な研究活動が行なわれています。それらに参加することで、心理学のみならず、多様な学問領域での経験を深めることが可能です。 
 

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